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STAEDTLER Mars Lumograph Pencil [Design]

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小学生の時から絵を描く事が好きだったためか、
絵を描くときだけ鉛筆にこだわっていたかもしれない。
特に、HBのような普通の鉛筆がとても固く感じるのが嫌で、
柔らかい方が、メリハリがついてしっかり描けるのが良かったのか
B以上を使う事が多かったと思う。筆箱にはB2〜B7を常に入れていた。
なので、キャップをしないと常に筆箱の中は常真っ黒。

そうなると、繊細な線。。。と言うよりもパステルのような扱いかも。
でも、腕の力の入れ具合で太くも細くも表現出来るのは、B以上の鉛筆ならではかも。
シャーペンも固いのは使いずらく、常にB以上を使っていたが、消しにくいし
紙に粉が散らばり過ぎてノートが汚くなる。。。

当時は、三菱uniを愛用しておりましたが柔らかさの幅が広すぎるのと
力をいれて描いてしまうと、あっという間に芯が無くなってゆく。。。
学生時代は、鉛筆の消耗が人より激しかったと思います。

社会人になって、しっくり来たのが、ステッドラー マルスルモグラフ鉛筆。
Bは、uniのHBくらいの固さに感じますが、2Bが柔らかすぎず固すぎず。
柔らかさの幅が広ろ過ぎないので、滑らかに紙の上を滑るし、
力の入れ具合にうまく反応してくれるので気に入っています。
(雑に扱うと折れやすいですが。。。)

最近は、PCでラフ(ほとんど本物)を作るので、鉛筆の出番は減りました。
そして鉛筆の代わりに使えるのが、極太の赤いボールペン。
鉛筆以上にハッキリとした線が描けるし、滑りが良いので迷いが出ない。。。
細いボールペンや固い鉛筆だと、ハッキリとした線が描けない分、心の迷いが
出てしまう。。。。 

気合いを入れたい時こそ、太目ペンや濃い鉛筆が便利です。
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Production [Design]

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ここ1ヶ月間の間、休めたのはたった1日かも。。。

3月に向けて新商品のラッシュなので、製作アイテムだけでも50種類ほど
同時進行で進めています。

当然1人で回せる訳は無いので、
大半は何社かの外注さんにデザインの製作を依頼しています。
デザイン会社にも得意不得意か有り、
そのデザイン会社の性格を見極めて発注しなくてはなりません。

しかし、たまにクライアントに見せづらい痛い提案もあったりします。
どう修正すれば良くなるのか。。。。10案中10案がそのベクトルすら
見出せないような時もあります。
そんな時は、やり直しの時間も無いので場合によっては自分自身でも
バックアップ案を用意しておかなくてはなりません。

グローバルで扱っている企業のものを製作しているだけに、
そのブランドのトーンにハマる色やレイアウトにするのは
もちろんの事。ネット等で簡単に調べられるので、この部分は大切です。

デザイナーは懸命にデザインの意図を口頭で説明をしてくれますが、
我々の仕事は、口頭で説明しないと理解できないデザインを作っては
意味が無いのです。言葉攻めで納得させようとされても大抵はボツです。

1枚の紙から、出来るだけの情報を取り入れてもらう為の
その現場のストーリーや心理的な部分、目の動きなども
シミュレーションしなくてはなりません。

しかし、それを1から説明してしまうと、外注のデザイナーも受け身にまわってしまい、
お互いの関係も悪くなる。。。説明ヘタなので混乱を避けるためにできる限りは
言葉の数は減らしたいのですが。。。

でも、素材支給や具体案を出さないと理解してもらえない
絵心の無いデザイナーも最近増えたような気がします。
絵が描けるから絵心があると言う訳ではなく、自分が理解したことを
すぐに絵にして共有できる心構えができる事が、物事を動かす原動力に
なる事だと思います。
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Mac Pro Quad-Core 2.8GHz [Design]

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仕事用のMacが、やっとMac Proになりました。
Quad-Coreの2.8GHz搭載でメモリ4GB。

Quad-Coreとは、1枚のインテルチップの中にPC4台分のCPUが
入っているチップ。それが2枚なので、PC8台分の分散処理??
大きなデータを扱う際にとても威力を発揮します。
特にPhotoShop。

Macでデュアルマシンは過去に沢山ありましたが、
マルチプロセッシング数が4つ以上なのは、10年以上前に
発売されたDAYSTAR社のMac互換機であった"GenesisMP"以来かな??

Adobe CS3関連も安定して動いてくれるため、非常に効率的になりました。
ポスター関連も開くと、原寸データで1〜3ギガ単位になるので、
非常に重宝しています。確認用にPDFやJPGに書き出すのも早くて便利。

PC処理が早くなった=デザインの検討する時間が増えた。。。と言う事で
非常に時間にゆとりをもって、作業や調整ができます。
この"ゆとり"も数週間でマヒしてしまうのでしょうけれど。

問題は、外注に振って指示するよりも自分で作ちゃった方が
通常の3倍速い・・・。その分自分の思った通りのデザインが
作れるので良いのですけれどね。

これを体感してしまうと、家用にもMac Proが
欲しくなってしまうんですよねぇ〜。
本体で約50万円程。30インチモニタとAdobeのCS3とか
買っちゃうと約100万円か・・・。

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Image and puzzle [Design]

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例えば、外注業者に頼んだデザインがイマイチな仕上がりだった時・・・
とにかく修正を入れなくてはならない。

しかし、この場合の"修正"とは"直す"のでは無く、"方向性を正す"という訳で
製作者に"方向性を正す"意図を伝える作業はとても難しい。

まず1つは、その仕上がったデザインに対して即興で修正点を指摘し、
何故その部分を正すのか説明し、制作者に理解を求めなくてはならない。

2つ目は、修正点を指摘しつつ、修正後のイメージを頭の中でイメージして
具体的に説明し、相手にも修正後のイメージをしてもらえる様にしなくてはならない。

3つ目は、自分の経験値からその"修正"に対してのスケジュールをその場で割り出さなくては
ならない。

これが、気の合う人やイマジネーションの豊富な方とならやりやすいのだが、
自分よりも目上だったり、つたない話をしていてもイマジネーションの低さを露呈して
しまいやすい人や、判らなくても理解しようとしない人ととだと非常に
"伝える"と言うコミュニケーションの難易度が上がります。

ひとつひとつの要素に時間をかけていても、全体が見えていないので
1枚の紙にストーリーが無くバラバラに見えたり、"〜しました。" "言われた通り〜
入れ込みました"的な単純ルーチンワークタイブ、形から入り過ぎて中身が無いタイプ、
小手先を使い過ぎる自己満足タイプ。。。

外注先になると、出来上がった物からでしか判断・改善が出来ないので大変なのです。

そんな場合は、自分で作り直した方が早かったりしちゃうのですが、
倫理的にそう言う訳にも行かない部分も多く、とにかく修正点を改善した後の
イメージをすぐに想像しなくてはならないのです。

そしてそのイメージをどう言葉に訳して、製作側に意図を伝えるのか。。。。
今始まった課題ではないのですが、とても難解なバズルでもあります。


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image & KO・TO・BA [Design]

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仕事をしていて思う事。。。
言葉は、脳みその中に焼き付けてあるイメージの
圧縮・解凍ファイルである。

人は、"言葉"を体に取り入れる時には色々と過去に保存した
ファイルを開き何かを思い出す。

自分の仕事はもしかしたら、その圧縮・解凍を
手助けをスムーズにする為のアプリケーションを製作しているのかもしれない。

例えば、「カレー」という言葉を読めば、
その一言の中に"イメージ" "味" "匂い" "作り方" "材料" "煮込んでいる音"
等が頭の中に広がる。

例えば、「ピアノ」という言葉を読めば、
"イメージ" "音色" "匂い" "弾き方" "材料" ・・・
と次々頭の中に思い浮かんで来る。

言葉はイメージだけでは無く、人の頭の中に"音" "匂い" "痛み" "経験"
等を一言で圧縮する事が可能だ。
これは今のPCの技術力をもってしても、"匂い"や"痛み"のPCフォーマットを
作る事は出来ないでしょう。

そうやって考えてみると、人の脳みそはとても凄い物だ気づいた。
たった一言で、5感を越えた大容量の記憶のイメージが"解凍"される。
しかもその"解凍"のプロセスは、とてつもない処理速度で頭の中に写し出される。

人の頭のスピードはGHzで例えるならば、どの位なのだろうか?
人の頭を容量で例えるならば、どの位の容量なのだろうか?

ちょっと気になります。


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Printing factory [Design]

今週は、連続で印刷現場の立会い作業となりました。

事の発端は、色校正(試し刷りに近〜い見本)の5色目の見当がうまく合って
いなかった事と、もう一つのカタログの増刷の色が色校正ごとに毎回違う事・・・

これじゃ、色校正にならないじゃないか〜!!

紙の印刷(オフセット)は、藍色・紅色・黄色・黒(スミ)の4色を使います。
その4色のインキを重ね合わせることで、写真等の色の表現が出来ます。
印刷物をルーペで見ると判るのですが、色が薄くなる程に点の塊が小さくなり、
濃くなる程に大きくなる・・・。(いわゆるアミ点)
そのアミ点が、0.1ミリでもずれるものならば、デザインによっては
大きくイメージが変わってしまったりするのです。

印刷機は、もの凄い勢いで回転し4回もほぼ同じ位置に合わせて
色をつけていきます。
今回はもう1色(シルバー)を使う事で、さらにもう一度同じ位置に
合わせてするので、その刷りをちゃんと製造工程で確認するために
立ち会いとなりました。

しかし。。。

4種類の印刷の内、紙は3種類。 今回は全体のイメージがグレーだったことで
紙の色がそれぞれ若干違うために、すべての色が全く合いませんでした。
まぁ、グレーを使うので紙の色は左右されるのは仕方ないのですが、
その4種類の印刷の現場が同時にもかかわらず離れているので、
別の所からの刷り出しと比べない限り、気がつけない・・・。

・・・と言うことで、印刷機を途中で止めて再検討にしました。
納品しても、客から突っ返されるのは避けたい・・・
しかも、刷版もそれぞれ若干濃い薄いが判明し、刷版から焼き直し。
紙も再手配。。。はぁ〜。難しい。。。

店頭では、ほんの数秒しか見ないものでも、
こんな苦労があったりします。。。


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OSHIURI [Design]



なんか1週間過ぎるのが早い。。。
今週は楽観的なスケジュールを予想していたのだが、
今日頼んで、「今日中に仕上げて!!」的な物を頼まれたり。。。
ハぁ〜。

で、そんな中に誕生日を迎えましたが・・・・
何にもな〜く、帰りの電車の中でその日も過ぎました。

でもって、先方からの修正が金曜日の夜にあって月曜朝一出し。
なので今日も会社におりました。。。
しかも、修正作業を始めたらなかなか終わらない!(汗)

さて、最近気になる(ネガティブな意味で)Webページがあります。
それは"オシウリ"と言う、参加型のクリエイティブ通販?のホームページ。

一時期に流行った、バイラル広告の投稿ページのような物で、
自分の広告企画を投稿して、場合によっては企業が買い取ってくれる??
かもしれない・・・というWebページ。

自分の企画に対して値段もつける事が出来る様ですが、
見て行くと、その企画と値段の設定の仕方はむちゃくちゃ。。。
企画を読んで行くと、通常3万円くらいの企画書の値段だなぁ〜と思う企画が
なんと80万円や40万円だったり・・・と、びっくり。

クリエイティブの部分も、企業が参加してコンテスト形式でコンペを
行っているようですが、受賞してもその企業の商品がもらえる・・・と言ったレベル。
これじゃ制作側のモチベーションも無いのではないかな??

最近の広告業界は、善かれ悪かれ個人レベルと言うのが増えた為に、
正当な報酬の価格が崩壊している。
PCさえあれば誰でも広告が作れるだろ!!・・・と言った間違った認識が
さらに拍車をかけている。
求人情報も、「未経験からクリエイティブが出来る!!」なんて、
美術系学校から色々学んで来た人達を馬鹿にした広告まで出る始末。。。

今回見つけたこのWebページは、そんな広告業界の聖域を崩壊されつつある
1つの例を見たような気がしてしまったと思うのは自分だけなのだろうか??


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Briefing [Design]

デザインを起こす前には必ず依頼主から
ブリーフィング(趣旨説明)があります。
そのブリーフィング内容を把握して、
デザインの提案作業に入ります。

しかし、そのブリーフィング内容も
依頼主によって分かりやすかったり、迷ったり・・・
何が言いたいのかな??なんて考えさせられる事もしばしば。

とあるクライアントは、正式なブリーフィングシートがありながらも
簡潔にしかもデザインに必要な部分のみ説明してくれます。
なので、無駄な考えを必要とせずに完成形が思いつくので
それを具体化してあげれば良いだけ。

もう一つのクライアントは、最初は簡潔なブリーフィングだが。
それを1度、叩き台として形にしてあげ無ければ本当にどうしたいのか
意思がハッキリしない・・・。進んでしまえば簡単だが手間がかかる。

もう一つのクライアントは、電話のブリーフィング。
相手の話から想像して(相手が見えないだけに敏感になれる)
形にして上げられるので、確認作業の関門さえ突破すれば、
意外と進行がスムーズだったりします。

そして一番困るのは、ブリーフィング内容がやたらと長く
理屈ばかりで、沢山のベクトルが積み込まれた内容。
どこから手をつけたら良いのか非常に困惑するタイプのクライアント。
自信がないのか? 心配性なのか?? ブリーフィングは儀式なのか?
相手は何をしたいのか見えかかっているのに、
ブラインドをわざと下げるので、意思の疎通がしにくい。。。
意思の疎通の確認だけで無駄に時間だけ過ぎて行く。
おまかせと言いつつ理屈の多い返事なので、作れば作る程に
手間が増えるし、理屈が増える程想像力も働きにくい。

人によっては意見が違うと思いますが、
自分に取っては最初のインスピレーションが大切。
そのインスピレーションを生み出す集中力を
どう持続させるのか? 結構苦労します。


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Good Design 2007 PRESENTATION [Design]

日本のプロダクトデザインの祭典?でもある
"Good Design 2007 PRESENTATION"へ行ってきました。
場所はお台場の東京ビッグサイト。

このイベントは、毎年10月に発表される"グッドデザイン賞"を
決める為に厳選されたノミネート作品のプレゼンテーションの場
でもあります。

今回は、とある企業のノミネートされた作品をアピールする為の
装飾等を"アドバイザー"と言う形で参加していたりします。
なので、その展示状況も気になります。

さて、今回気になったノミネート作品の中から、
自分の心の中の"グッドデザイン"は次の通り。

#1. デザイングローブ(インテリア地球儀)

ホワイトとグレーのメタリックな地球儀。地図には国際ドメインコード
や国際電話国番号などが記されていました。
地球儀もインテリジェンスな時代になりましたね。

#2. マガジンフック

マガジンもこのフックに掛けて、ハンガーの様に吊るす・・・
本の腰折れもなく、しおりにもなる優れもの。
使い方次第でインテリアにも。

#3. 新聞とブログの融合。「新聞ブログ」

ブログを作る手軽さで"新聞風"なメディアをつくれる。
新聞が長年培ってきたレイアウトはまだまだ健在と言う事で、
オンラインとしても、プリントして配布すればオフラインでも
学級新聞などの教育教材として活躍しそうです。


#4. モバイルスピーカー

アコースティックなスピーカーとワイヤーをつけて持ち運びも手軽に。
まるで、ワインバックのような、おしゃれなデザイン。

#5. コーヒードリッパー

ステンレス製の珈琲カップ用ドリッパー。これは欲しい。

#6. ダイヤルバンク印

印鑑本体に8桁の数字のダイヤルが2列並んでいます。
この数字の組み合わせによって、印影を64通り作ることが可能。
万が一盗難にあっても登録印影は自分以外の誰にもわからない為、
不正な印鑑使用を防止することができる優れもの。 


#7. 歩道用マンホールふた

一般的なマンホールふたのデザインは、製造時に鋳鉄で一体成形されているため
造形上の制約が多いためコスト面でも生産面でもリスクがあります。
ふたの表面にスリップ防止構造をつけることで、パッチプレートを取り付けられる
ようにして、デザインの自由度を高める工夫。

#8. 使用環境適応サイン

そのまま規制・指示・案内などのサインですね。
控えめなデザインながら、街の一部として活躍するサイン。
ごちゃごちゃとパイロンを置くよりも、スマートなサインで
街もキレイに。

#9. VAIO

PCを家庭内のリビングに持ち込むデジタルホームPC。
TV side PCを念頭に置いた、インテリアにとけ込めるPC。
PCは四角い・・・を脱却したデザイン。
appleに通じたシンプルさではありますが、
PS3のようなゴツいデザインに比べると、
ひたしみ感があります。


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Coloring of life [Design]


デザインに欠かせないもの。。。

それは、カラーリング。

カラーリングと言っても、色は無限にある。

なので、カラーリング1つ取っても
デザイナーの生活感が現れる部分でもありますね。

ビビットな色が好きなデザイナー。
パステル調が好きなデザイナー。
黒で上手に締めるデザイナー。
白やグレーで涼しくまとめるデザイナー。
赤を使い分けられるデザイナー。
青にこだわれるデザイナー。
ピンクを使いこなすデザイナー。
黄色や緑を操るデザイナー。。。。

色の感覚って、いきなり身に付くものではなくて、
その人間のこれまでの生活に基づいた感覚なのかもしれませんね。
だって、人の目は毎日"色"を判別して生きているんですから・・・。
なので、色使いひとつとってもデザイナーの生活感が
モロに出てくるのかもしれません。

日本は、その色の部分がまだ発展途上な国である。
最近は徐々にカラフルにはなって来たけれど、
日常の生活の中では、色を意識させる物を見る時間は
欧米に比べても非常に短いと思う。
道路・建物・食べ物にいたるまで・・・。

お昼を取っても、コンビニ弁当ばかりだと、あまり"色"を見る事は無い。
牛丼やおにぎり・パンを取っても色は少ない。
そんな生活で色を認識する事なんて、電車の色か標識くらいかもしれない。
無趣味で色気のない生活感。。。
こんな生活感では、デザイナーにとって致命的なのかもしれない。

色の配色ひとつ取っても、そんな人柄が出てくるんですよ。
そこが色の面白い所なのかもしれませんね。


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Want New digital SLR camera!! [Design]

F1 SPAIN-GPで、遂にSUPER AGURIが念願の初ポイント!!
見所は残り6周でのG.フィジケラのピットイン。
後、0.5秒給油ノズルを外すのが早かったら・・・
と言った、久々のたった1秒の見所あるバトルでした。

さて、
このブログの写真は、富士フイルム社製のFinePixを
使用しています。(現在はF30使用)
ま、よくある小さなデジカメです。

仕事柄、デジカメは持ち歩くようにしています。
好きな風景や物のを撮る事にも使いますが、ちっぽけなこのデジカメを
使って印刷用の高解像度の写真を撮ったりもしています。
(当然、自己流の調整方法で調整しますが)
スキャナー代わりに手書きのイラストのラフを撮影して
客に許可を得たり、虫眼鏡をレンズの前にかざして撮ったり、
何枚もつなげてパノラマ写真にしたり・・・
テクスチャー等の素材として撮る場合もあり、
空と雲なんかは、手では描けないグラデーションの元として
(いわゆるブラシ版)色々と撮ったりしております。

使い方次第では色々と使えるのです。

しかし、そんなデジカメの欠点。

レンズが今イチ・・・。

レンズの表面が球面だと、実際で目で見た時よりも
角度がついて(いわゆるパースがかかる)しまい、
妙な立体感がついてしまう・・・。
カメラマンのカメラと同位置で撮ればかなりの差が・・・。

そうなると欲しくなるのが、
"一眼レフのデジカメ"。
用途によってレンズが使い分けられるのが便利。

今日、お店で気に入ったのがオリンパス製のE-410。
宮崎あおいのCMのやつですね。


一眼レフにしてはコンパクトなボディで軽量。
レンズの重さを考えると、本体のコンパクト化は必要で、
従来のフイルム一眼レフに比べて、デジタルは取り込むのに
若干時間が掛かるので、自分の息を止めての静止時間の体力が
少なくて済むところに着目。
値段も本体だけで10万切って約9万円。
いよいよ、欲しくなってきました。
後は、レンズの兼ね合いですが・・・。

学生の時は、暗室こもって紙焼きしておりました。
あの酸っぱい匂いは苦手です。











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Responsibility of art direction [Design]

先日発生した、立てこもり事件の為か近所では朝からカメラとマイクを携えた
報道陣の山ができておりました。。。あ〜イヤだねぇ〜。。。
しっかし、某県警の管轄で発生した事件なのに、こっちの警視庁管内に
犯罪者は逃げてくる。。。これで何回目だろ???
事件の起きたコンビニ名も隣の市なのに、こっちの市の駅前店・・・
たしかに、出口を出たら1歩で都から県に変わるヘテコな所です。

さて、

外注先のデザインが上がってきた。

表面の絵柄はこんなものかなぁ〜。
色も・・・問題ないか〜。
裏面の注意書きの文面は・・・
ありゃりゃ??読みにくいぞ・・・

原因はこちらより支給したテキストが、
単に流し込まれているだけで、次の行への送り方も
字切れも、文字間もお世辞にもデザイナーが組んだとは思えない。
遠い目でみれば。。。だれにも分からないのですが。。。

「ごめん、ここ組み直さないとキミの為にならないよ・・・」
大した文字量ではないので、電話で修正を依頼。
その後、ちゃんと上がってきました。

最近の小さな事務所などは、中間世代がいない為に、
Macを操作できれば。。。な状態。
中間世代の仕事をほとんど見ずに育っていることも事実。
なので、フィニッシュの境界ラインがどうしても曖昧になる。
それはイコール質の低下となってしまうのです。

この業界のアナログからデジタルへの移行時期、
色々と思考錯誤して乗り切ってきた世代がどんどん廃業・独立
してしまうので、これから育たないといけない世代が、
方向性を見失い、そして苦しんで行く。。。
これは、業界自体の責任でもあります。

デザインからフィニッシュまで、何でも一人で出来てしまう。。。
そんな時代なだけに、若い世代に余分な負担をかけてしまって
いることも事実だと思います。(心にゆとりが持てない)

"テーマ"を決めて、どんな風な"絵柄""文章"を使って、どう"構成"してあげるのか。。。
最近はそのヒントを若い世代に与えてあげられる、ディレクターもかなり減ったような
気がします。なのでデザイナーもどこから入り込めば良いのか迷ってしまう。。。
これでは、仕事は不安で楽しめる訳がありません。

下積み時代と言うのは、どこまで自分の間違いに気づけるか・・・を訓練する
大切な期間。こればかりは、"現場"でこなして行かないと感じる事ができない訳で、
"人に何かを提供する仕事"なら絶対に通らなくてはならない道。

対会社同士であろうとも、デザイナーはデザイナー。
でもデザイナーと言うのが最終形ではない訳で、いずれはADやCDになるのだから
成長してもらわないと困ります。
自分だってこの10年間以上この仕事をしていますが、色々と痛い目にもあっているし、
苦しい時もたくさんありました。おかげで色々と知識もついてくれた訳で、同世代が減った分、
少々ウザがられるのも覚悟の上で作業方法などにも口を出すようにしています。

"好き""嫌い"だけで、一刀両断に幼稚な判断するのではなく、
よかったら褒めて、悪い時や悩んでいる時は、どうすれば解決できるのか・・・
デザイナーに近道を導いてあげるのが今の自分の仕事の責任なのかもしれません。

それが理解されているのかどうかは。。。自信は持てませんが。。。。(笑)


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Wide? Deep? [Design]

本日は、昨日夕方からの"めまい"が朝から取れず、ちょっとお休みです。
耳の後ろにジューっと血が溜まった感じ。昨日は1時間ほどグルグル右回り
に回っていた感じ。 いつもの事ではあるが、
すぐ近くにでも精神が落ち着く場所が欲しいかも。
昨日の帰宅は車だったので、運転中どうなってしまうのか不安でしたが、
運転中は落ち着けるのか大丈夫でした。


さて、本題。

2軒の同じ日に開店した魚屋さんがあります。

A店は、いろいろな種類の魚を陳列している大きなお店。
B店は、A店ほど大きくなく、魚の種類もA店よりも有りません。

A店の店員さんは、それぞれの魚の名前を言えますが、売るだけで
その他の事は何も教えてくれません。(名前と値段以外は知らないので)
B店は売るだけでなく、その日の魚の美味しい部分や食べ方を
教えてくれます。(選んで売っているので種類が少ない)

さて、どっちの魚屋で買い物をしますか?
どちらのお店が信用出来そうですか??

この2店の店員の違いは、"広い知識"と"深い知識"で仕事をしているって事。
同じ知識でも、"広い知識"と"深い知識"は訳が違う。

よく"知識を広める"って言う表現があるけれど、自分はこの表現は大嫌い。
なんだか、浅すぎるイメージがある。
浅くて広い・・・なんだか無責任なイメージなのです。

"知識は深める事"・・・この表現が"知識"をつける事だと思っているし、
どんな職業になっても"知識は深める"事によって自分の懐も深くして
どんなミッションにでも備える事ができると信じています。

でも世の中的には、"知識は深める"と言う事は"マニアック"と言う言葉で
片付けられ、線を引かれたりして否定されて終わってしまう場合もある。
結構悲しい。。。

魚屋だって"生もの"を扱う訳なので、"広い知識"だけで商売されたのでは
消費者にとっても非常に危険。

マニュアル主義の日本。
"広い知識"だけで物事を進めようとする人間が増えつつある社会。
なんだか先が怖いです。







本日の写真は、事故で入院中の525iに変わって代車の118i。
ハンドルの重さは大好きなのですが(こうでなければ、BMWではない)、
いかんせんパワーが・・・。
6発慣れしていると4発は、深夜の高速にはちょっと辛かったです。
これ買うんだったら、MINIクーパー買っちゃうかも。。。
走行距離みたら、まだ1600Km。あれれ。。。まだエンジンのアタリ付けの
時期だな・・・思いっきり踏み込んじゃいました。
レッドゾーン当たりだと、音はちょっと迫力ないかな?


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Better be safe than sorry. [Design]

結局、今週の土日も会社におりました。。。
納期があやふやのクセに、素材だけでも揃えておかなければ、
GOが出た途端に一週間はドツボにハマる怖い罠。

10年以上前に発売されたゴルフクラブをデジカメで撮影。
かなり前の物が多いので、傷やサビが多い。
そして簡易的に撮影したので、無駄な写り込み等も取って、
ひたすら加工。

こんな事、カメラマンに頼んでやって貰えばよいのだが、
何せ20点も有り、少ない予算と無さ過ぎる時間を節約のために
自分でやってしまった方が全然早い。
20点も有るのに、撮影の時間を1時間ちょっとしか貰えないんじゃ
ライティングの考える時間なんてありゃしません。
(ここに時間をかける必要があるのだが。。。)
先方から差し出された商品見たら・・・既にキズだらけ・・・(汗)
時間が無いので、直感頼りにひたすらパシャリ!!。

キズや写り込みを消す作業は、最初は大変ですが、
慣れてくるとドンドン進む。
ここまで来ると、ほとんどCG。
その20点を2日掛かりで、予定時間の4時間前に終了。
そして客へ報告用に送信。

なんとか、一番面倒な下ごしらえの作業は終わりました。
後は、タイポを乗せれば立派なデザインに変身!!。

あー、早く何処かへ遊びに行きたいなぁ〜。


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嗚呼、マンネリ化。 [Design]

何年も同じクライアントと付き合っていると生まれるもの。。。
それは、マンネリ化。

何度もプレゼンテーションしたり、ダミーを作ったり、企画提案しても、
結局は今までと違うのは未知数なので、今までと同じ内容になっちゃった・・・
なんて事も多い。
キャンペーン企画なんて、コンセプトとメカニズムが毎年同じ。
違うのは、ビジュアルと景品が違うだけだったり。
外資系のメーカーとかだと、ビジュアルにもレギュレーションというブランドの縛りや
決められた素材のみので構成・・・・なんて指定も多いので、
どう抜け道を探せるか??という部分が多い。

縛りが多い割には、あれも入れたい、これも告知したい・・・とのリクエスト。
これじゃ、なんの告知がしたいのか?? マルチな内容になりすぎて、
1本通った筋が全然ない悪い方向へ進んでゆく。
ま、またですか? 

日本の広告は、その広告に別の告知も入れたがりますね〜。
しかも、どれも目立たせろ!・・・なんて普通に言ってきます。
1つのメーカー内で何本も同時進行でキャンペーンやっていたり・・・

同じクライアントで、何年も同じ企画だとさすがに案は出尽くした感があるので
いつも机にかじり付いていては新しいアイデアなんてすぐに出てきません。
あ〜、そろそろどこかへ遊びに行ったりしてココロにゆとりが欲しいです。。。

本日の写真は、打ち合わせの帰りに食べたハーゲンダッツ「アフォ・ガード」。
名の通り「アホぅな人たちから身を守ってくれる・・・」のでは無く、
バニラとエスプレッソが混ざったアイスでした。


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マグロのきな粉まぶし [Design]

とあるメーカーのクライアントから、画像添付でリクエストが入りました。

「この売り場で1番目立つ感じにできませんか??」

一緒に添付されていたのは、とある販売店の売り場の写真。
手書きの蛍光色だらけのPOPツールで埋め尽くされた現状は
目が痛くなるほどのハデな使い・・・
ある季節のテーマを題材にして売場を作る、いわゆる"シーズナル"である。

蛍光色だらけの装飾に、各メーカーのカラフルなパッケージ。
すでに、使える色が無いほどで、棚割りですら雑然とした
あまりにも品の無い売り場写真・・・

これをどうすりゃいいの??
このリクエストの前に提案していたデザインでは、
メーカーのプランドとしては成り立つのだが、流通としては
少しおとなしいので、売り場に生えないとの解答だった。

早い話が、「うちのメーカーとしてのブランドは捨てて、もっと品無く。ハデに安っぽく。」
・・・な目立つデザインに変えてほしいとのリクエスト。 
こうなると、デザイン云々ではありません。

逆に周りの装飾と同化して目立たなくなるだけで落ち着かないと思うのだが・・・。
素材を変えれば(光り物等に)いいかも知れないけれど、コストが一気に3・4倍してしまう。
(どう考えても、対費用効果とは全く合わないのだ)
う〜む、弱った・・・、もしかしたら一番自分としてはやりにくいリクエストなのである。
そのツールで言いたいアピールもボケてしまうし・・・

そんな時に、「マグロのきな粉まぶし」の話を思い出しました。

「マグロのきな粉まぶし」・・・ある料亭のマグロの刺身にきな粉をかけたと言うメニュー。
どう考えても、不味いだろうし、粉っぽいだろうしし、普通考える事も無いと思う。

昔、ある名将と呼ばれる人達の集まりで、「誰も考えつかない奇抜な料理」と
言うリクエストを料理人に出した。
敵にも考えつかない奇抜な料理を食べて、敵にも考えつかない作戦で戦いに勝とう!!
・・・と言う意味での発注だったらしい。

料理人は悩んだあげく、名将に出した料理がこの「マグロのきな粉まぶし」。
名将はこれに満足し、縁起担ぎの1品料理として必ず注文したらしい。
これが他の名将にも受けて、名物料理???になってしまった・・・と言う話。

マズイ料理が名物になってしまう・・・
その料理を考案した料理人の事を考えると、悲劇でなりませんよね・・・。
料理人の命である"味"を評価されたのではなく、単に奇抜な"発想"が
評価されて、場合によってはそのイメージが固定化されてしまう。
名将の自己満足が逆に、料理人は料理人としてのプライドをズタズタに切り裂かれた
ようなものだったでしょう。奇抜なメニューを注文された時点で・・・。

さて、今回のリクエスト・・・・どう処理するべきか・・・


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Strategy of Presentation [Design]

クライアントへのプレゼンテーション。。。
見せ方ひとつで色々な方向性へ向かう、緊張する瞬間。

絵でみせる時もあれば、理屈を詰め合わせる事もある。
相手は何を求めているのか、自分がどう考えているのかを
話し合える重要な場でもあります。

当然相手も、ある程度のイメージを持っていたり、
全然ノーアイデアだったり、色々と理屈を持ち合わせていたり
様々です。

デザイナーの作品がA案、B案、C案あるとします。
(Aはできる事なら通したい案、Bは無難な規定案、Cは考え過ぎた案)
相手にこのA案を通すためには、3案をどの順番で見せて行きますか??

例えば、

1. 先にA案を見せてB・C・・・と、先にA案を印象づける作戦。

2. B案を見せて、A案、C案・・・(無難なのを先に見せて、次に印象付けて、
    Cは考え過ぎですよね。。。と説得)

3. C案を先に見せて、B案で抑えて、A案でまとめる・・・作戦。

・・・と、たった3つの案でも、見せ方1つで相手の印象も変わります。
なので、必ずしも「一番押したい案」は先に出す必要もない訳で、
後から印象づけたりと、色々と相手の心の色も考える事が必要だったりします。

大抵が最初の案をおすすめ案として、プレゼンする事が多いと思いますが、
心理的には、必ずしも最初の案が印象に残る訳ではありません・・・
力の入れ方が如何にも尻つぼみだと分かる印象では、
相手は良い印象を持ちませんからね・・・

ADはこんな事も考えて仕事しています。


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デザイナーの独立のタイミング。。。 [Design]

デザイナーの独立のタイミング。。。
別に自分は、今すぐ独立する気はサラサラないのだが、
この業種には、いつかはその時が来ることも
頭の中に入れておかなければならないのだ。

しかし、最近はMacの普及の為か、4・5年経験した程度で
若いうちに独立してしまうデザイナーが多い。 
Macがあれば、大抵の事が出来てしまう・・・これは確かな事。

代理店・メーカーにしても、実績の無いフリーデザイナーには
仕事を振れない訳で、実績次第でクライアントから、
ディレクターとして扱われるのか、デザイナーで扱われるのか、
それともオペレーターとして扱われるのかで、
独立後の方向性が左右される訳なのです。
(当然、ディレクターとしての方が色んな意味で扱われ方が良い)

オペレーターとして定着してしまうと、そのままオペレーター扱い、
デザイナーとして定着してしまうと、そのままずっとデザイナー扱い、
と自分ではそうでは無いと思っても、現実はそうなる事が多い訳で、
独立前には、自分の位置をしっかりと示して置かないと、
最終的には「何でも屋」で終わってしまう。。。これって悲しいと思う。

独立する以上は、資本になる資金も自分の今の年収以上の
貯金も必要だし(特に設備投資とRunコスト)、大きなミスをしてしまった
時の保証のお金(例えば印刷の刷り直し代や、プレゼン落ちの時のマイナスコスト等・・)
も資金の枠の中に余裕を持たせる必要がある。
顧客との関係を密にする為には、そのくらいの準備は最低限必要なのである。
あと税金面も・・・。
むしろ、その準備がある程度メドがつかなければ「独立」とは言えないのかも。
でも、現実にはこんなに貯蓄するのは難しいとも思うが。。。

一人でMacに向かって仕事するデザイナーの独立は危険すぎる。
なぜならば、自分一人だけではキャパもある程度決まってしまうし、時間も限られる。
キャパと時間が拡張出来ない限りは、収入も増える事は有り得ない。
ある程度は、ブレーンを作る事で仕事の回転を増やす事ができる。
しかし、クライアントからはアナタが任されている訳で、ブレーンへの
仕事の丸フリは許されない。ディレクションすらが出来ないなら、
「独立」なんて言うのは危険際なりない「賭」なのだ。
クライアントからの信用も当然落ちる。
なので、会社と言う組織の中に入って仕事の手順と信用と自分の位置づけを
しっかりと作ることは必要なのだ。

「独立」なんて簡単に出来そうなものだが、する以上は命に代えて覚悟する
必要がある。「独立」にもタイミングと言うものがある訳で、
前準備するにも、とっても時間がかかるもの。
このタイミングを見つけるのはとっても大変なことだと思う。
だって、失敗して会社組織に戻る事なんてできませんからねぇ〜。


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怒濤の一週間。。。 [Design]

一連の大作業がやっと終わりました。
ここ一週間は、「時間の制約」と言う目には見えない敵と
戦っていた感じです。
会社から1時間程離れた、千葉県のとある倉庫まで出向き、
納品された1mサイズの大きな箱を開けて追加部材を入れての再梱包作業を
2時間以内に130個をこなすミッションをしたり、
真夜中にイベント用のカクテルドリンクの撮影をしたり、
イベントに使う為のそのお店の店長さん達を撮影しにいったり、
朝4時に外注先と打ち合わせをしたり・・・。
土日は、様々なアイテムを手作業で゜制作して、そのままイベントの現場に
施工の立ち会いをしたり・・・ 色々とありました。

で、結局何のイベントだったかと言いますと、
山手線沿線駅前の某大手ゴルフショップの中にあるカフェをジャックすると言う企画。
カフェでは、新製品にちなんでのカクテルを販売したり、以前に行ったキャンペーンの
優秀作品を展示したり・・・、有名選手のアイテムを展示したりと色々あります。
ゴルフショップ内のお店にかかわらず、ランチ時は結構人が入っております。
前に努めていた会社のすぐ近所なのに、こんなカフェがあったのは知りませんでした。

今日は月末の精算締め切り日。
大慌てで、溜まっていた精算書類をサクサク??作成。
疲れ果てました。。。


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見えそうで見えないスケジュール。。。 [Design]

最近は、外資系の仕事が多いのですが、どうしても避けては通れないもの・・・
それは、本国本社にてのクリエイティブの「approval(承認)」をもらう事。

この「approval(承認)」をもられない事には、作業は何も進まず、
場合によっては、日本ではOKなデザインでも大幅に修正が加わる事も
有り得る。
いくらスケジュールを出しても、この承認はいつ降りるのかの予想は出来ず、
早ければすぐですが、出て来ないと何週間も待たされる事に・・・。
「いつFIXしそうですか??」「まだ返事来ない・・・」
な会話を毎日する事に。(さすがにお互い飽きる)

承認が取れたら、すぐに印刷所などに渡すデータを制作しないとならない
為に、ある程度は待機をしていないと対応が出来ない。
なかなか結果が来ないと、待ち時間の労務費がドンドンかさむ。
場合によっては本国との時差も考慮しなくてはならない。

しかも、納期は決まっているだけに生産する時間が圧縮され、
ドタンバでスケジュールを組み直さないとならない。(失敗も出来ない)
おかげで、待たされる割に日替わりで変わる強行スケジュール・・・。

いつ結果が出るのかも分からない客のスケジュールに
合わせるために、毎日業者と打ち合わせて、組み直さないとならない
スケジュール表作り・・・この労務費は意外とバカに出来ないのです。

ある会社だと、一つのデザインが決まるまでの道のりが・・・

メーカー本国本社ーメーカー日本支社ー代理店営業ー代理店子会社ー
代理店子会社別部署ー広告会社ーデザイン事務所ーフリーデザイナー・・・・

一体、何個関門を通れば最終決定者に辿りつけるのでしょーか??
こんなんで、スケジュール組んでいたら・・・・一番下は大変です。


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パブリックスペースの秩序。。。 [Design]

今週の表参道駅に、掲載前から賛否を問われていた「ブリトニー・スピアーズの
セミヌード写真広告」が無修正で掲示された。
表参道駅は1日約13万人が利用するパブリックスペースであるにもかかわらず、
芸術写真としてならタブーはOK??といった前例を作ってしまった。

広告主の編集長のコメントとして、
「母になる喜びを表す写真のおなかを問題視するなんて、
わいせつとの区別がつかないのは残念」
としているが、パブリックスペースを使うからには当然「何でも有」とは
行かない訳で、むしろ広告主のモラルが低いのか??
「刷り終わっちゃったから、今更・・・」な
広告主としては有り得ないコメントもあった様です。

広告の内容も「芸術」とはほど遠く、ヌード近くのコピーには
「セレブ妊婦の象徴」と言う表現
「母になる喜び・・・」と言った表現は一切見当たらず、
「母になる喜び・・・」は単なる言い訳なのだろうか??

ホームへ行く階段には、ブリトニー以外の同じ雑誌の広告も多数あったが、
ヌード並みにパンチのある写真は全然無し。

毎日、通勤途中通るコースなので広告の前も通るのですが、
芸術でもわいせつにも見えないかも。
広告主の話題性を作ろうと言った幼稚なコンタンだけミエミエな感じ。

ところで、この広告の雑誌名ってなんでしたっけ??
大事な部分が手ぬるい感じです。


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デザインを仕事にする人のスキルとは???  その2 [Design]

今日はデザインを仕事にする人のスキルの話その2。

デザイナーは一人ですべて完結できるものではない。
これは、どんなに有名なアートディレクターでも、クリエイテイブディレクターでも
一度に20個くらいのプロジェクトが同時進行だったりするので、
なんでもかんでも一人で完結させるのは不可能に近い。

いかに、自分のブレーンを発掘し、育て、活用してゆくか・・・がカギなのです。
これが出来なければ、30歳40歳になってもひとりオペレーターデザイナーのまま
単価の安い仕事で細々と暮らして行くこととなってしまうのです。
(30歳超えてフライヤー専門DTPや友人紹介や趣味などの仕事だけでは・・・辛いと思う)
自分のブレーンを発掘出来なければ、自分にすべてが集中し仕事をこなすが手一杯で
デザインに頭が回らず・・・じゃどうしようもありません。

自分のブレーンを育てる。これも大事な「スキル」なのです。

当然、ブレーンもそうは簡単に育ちません。的確な指示等の無駄のないディレクション
がなされればある程度は自分について行きますが、自分の技術の「スキル」+「信頼度」も
ブレーン達に判断されます。(信用度があれば彼らも「スキル」の勉強してもらえるので・・・)
そして、ブレーンを巧くハンドリングし自分の手持ちの駒を増やせば、独立しても
何とかやって行けるはずなのですが・・・。

ブレーンを持つというのは意外にも、デザイン以上に必要な「スキル」の部分かもしれませんね。
最近の広告代理店等では、クリエイティブ内にデザイナーが一人も居なくて
ディレクターのみしか居ない会社も多いです。
なので、その部分のスキルが豊富な人は会社としても社会としても
必要な人材なのかもしれません。

本日の写真は、ロンドンクリエイティブの聖地の「Tea」ビル。


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Pininfarina of Italy Carrozzeria [Design]

最近は、外国自動車メーカーでも日本人がデザインを指揮する時代になりました。
ましてや、アウディやフェラーリのプロダクトデザインが日本人がデザインしている・・・
なんて、スーパーカー世代の自分には夢のような話なのです。

昨日の深夜に、ある一人の日本人カーデザイナーの仕事現場を特集した番組が
NHKでやっていました。

舞台は、イタリアのカロッツェリアと呼ばれる
「主にデザインと美しさを売り物にする工房」で
世界的に有名な"ピニンファリーナ社"。
ここでは、主にカーデザインが主流だが、
システムキッチンやゴルフクラブ・電車・時計等もこなす、
プロダクトデザインの会社である。
ここの有名な顧客としては、自動車の名門フェラーリをはじめ、
プジョー・フィアット・アルファロメオ・三菱・・・等

そんな所に、日本人のデザイナーが、デザイン部門の最高責任者として
働いていると言った話から始まります。
クリエイティブ・ディレクターと言う立場なので、自分から線を描く事は減り、
その顧客に合わせてデザインチームを作り、彼らを極限に追いつめて
競争させると言う自ら「猛獣使い」と名乗り、一つのデザインを完成させて行く
といったものでした。
デザインの一つ一つに罵声と欠点の指摘とダメ出しの連続で
デザイナー自身の精神を奮い立たせると言った厳しい手法で育てる。
デザイナーの自己満足ではなく、顧客の求めている
理想にどこまで近づけるのか。をデザインとして売って行く。

これは、若手のデザイナーに有りがちな自己満足デザインを
根本的から改善してゆくある一つの答えのかもしれません。 
意見のぶつかり合いで人もデザインも強くなる・・・
どうやら、その日本人デザイナーの過去の辛い経験が
生かされているようでした。

番組中、ただ一つ気になってしまったのは、
レースカーを受注しているにも関わらず、航空力学の知識を知らない
デザイナーに任せてしまっていた事。
レースに勝つためにどうデザインするのか・・・は、見栄えのデザイン以上に
素材や空力学の知識も必要なはず。 なのに、プレゼンで見栄え重視で
デザインを決めていたクライアント・・・。
(タイヤが大きく見えるから・・・が決定理由)
別の意味で、クライアントの自己満足だけでレースに出ようと言うのは
いかがな物か・・・。

必死で食らいついていた若手デザイナーが哀れに見えてしまいました・・・・。


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デザインのデジタル化は本当に便利になったのか??? [Design]

現在午前2時。さっき仕事から帰ってきました。
結局3連休は、会社の机に座り続けるハメに・・・。

とにかく、時間が足りない。量が多い。
外注に振ってしまえば・・・とは思ったものの、
一回一回、ブリーフィングして修正入れて・・・なんてやっていたら、
恐ろしい程、タイムラグが発生し、倍の時間が掛かる。(帰れない)
しかも、ちゃんと自分の説明通りな物が上がってくる訳ではないと言うリスク。
数が多いため、結局自分でやって客にメールしてOKもらって、すぐに次へ・・・。
残念ながら苦しいけれど、時間もなく量も多いので自分でやってしまう分、
時間とリスクについて、この方が関わってくる負担が意外に少ない。
なんて言っている間に、客からの催促の電話が・・・(連休なのに・・・)

使っている外注先も、まだ発展途上なのか?教育中なのか?時間が無いものに関しては
まだリスクが多い。同じブランドの物をやっていればある程度はテイストを理解して
もらって頼めるのだが、そうで無い場合はブランドを飲み込むので手一杯なはず。
なので、タイムラグとリスクが増えて、こればっかりはどうしようもないのです。 
そして、一番大きいのが、ひとつ仕事が発生する度にデータを用意する
時間が異様に掛かる。100MBとかならいいけれど、最近はフルデータで
客先から来るので、6〜10GB分もあるデータをCDに焼くだけでも、
1時間以上は掛かる。 外注に振るだけで前準備の時間が以上に無駄なのです。
多分、客先も営業さん達もほとんどがこの実態を理解できていないと思う。 
用意している時間があれば、その間にデザインが出来てしまう・・・
昔みたいにポジ用意してラフ用意して・・・や
版下渡して引き継ぎ・・・な時代ではないのです。

デジタルになって便利になった分、一人に掛かる負担は極端に増えました。
企画もコピーも構成もデザインもディレクションもオペレーションも・・・一人で出来ちゃう時代。
これを本当に便利というのか?(ある部分は便利なのだが・・・)


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